プロレス統計

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続・対戦成績で振り返る新日本プロレスの選手達:

羽生が負けたり羽生が金メダル取ったりしてる昨今皆さんどうお過ごしでしょうか。
実際現役中学生棋士竜王に勝ったり、日本勢がオリンピックで1,2フィニッシュしたりが同日に起こるってヤバイですよね(なんかスゴいことはわかるが具体的にどうスゴいのかはわからない奴)

それはさておきターキー (@turkey2013b) | Twitterさんのブログでこんな記事が

weeklyprowrestling.com

選手の1年分のコメント、文字数にして10万文字(!)分を解析して単語の出現頻度を解析!
解析はフリーソフトで行うにしてもコメントの集計を(多分)手で全部やっているとは・・・すごいなぁ・・・
私事で言うとツイート解析時にツイート本文を解析して同じようなことをしようとして断念した記憶があるけど、もっかいトライしてみようかな。

さて、今回は先日まとめた新日本の対戦成績を各年の推移がわかりやすいように表とグラフでまとめて見ました。
集計期間についてはデータのある2012~2017年、各数値について集計期間の総合順位で順位付けし、その選手の2012~2017年のデータについてまとめています。
また総試合数がこの6年間で200試合以上の選手に限定して集計してます。
まぁその為に解析用のプログラムを全部書き直したりしてたんですけど まぁそれはおいおい

総試合数

順位 名前 合計 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1 オカダ・カズチカ 763 112 111 112 142 147 139
2 棚橋 弘至 731 111 108 113 144 125 129
3 石井 智宏 701 104 96 102 135 135 128
4 YOSHI-HASHI 700 102 98 93 138 138 131
5 後藤 洋央紀 678 115 63 100 136 137 127
6 真壁 刀義 661 100 108 98 133 115 107
7 内藤 哲也 658 83 64 105 117 144 145
8 高橋 裕二郎 638 99 100 98 97 127 117
9 KUSHIDA 638 103 98 87 134 117 97
10 小島 聡 635 106 89 87 109 123 116

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まず初めに総試合数(グラフのタイトルは気にしないで欲しい)。
まず目を引くのは2014-2015年にかけての全体的な総試合数の増加(30試合程度)。
以前行った年間大会数の推移(下記記事、サムネにもなってるね)を見てみるとここでも総大会数も110程度から140強へと増加をしているのがわかりますから、全体の興行数の増加が各選手の総試合数の増加にも繋がっている、という言われてみれば当たり前の結果ですね。

prowrestlinganalysis.hatenablog.com

あとは2013年の後藤さんと内藤さんの大幅な試合減ですが、これは後藤さんがG1において顎を骨折して下半期を欠場、内藤さんが前年のG1で膝の靭帯損傷で欠場しこの年6月に復帰するまでを欠場したためと思われます(だから内藤さんは2012年も試合数が少ない)
2017年はそれまで総試合数で1位だったオカダ、棚橋を抜いて内藤さんが試合数でトップに立ったのも印象的ですかね。

メイン出場率

順位 名前 合計 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1 オカダ・カズチカ 52.95 58.93 63.96 66.07 32.39 45.58 57.55
2 棚橋 弘至 41.59 76.58 30.56 45.13 50.69 29.6 19.38
3 中邑 真輔 40.0 42.48 23.23 53.98 40.0 30.0 -
4 “キング・オブ・ダークネス”EVIL 32.35 - - - 14.29 34.31 33.11
5 SANADA 32.26 - - - - 34.0 31.08
6 内藤 哲也 31.31 33.73 37.5 20.0 11.97 42.36 40.0
7 後藤 洋央紀 30.38 52.17 26.98 19.0 34.56 40.88 7.09
8 石井 智宏 28.1 27.88 18.75 40.2 31.85 28.15 21.88
9 YOSHI-HASHI 24.14 26.47 20.41 31.18 34.06 14.49 19.85
10 “ザ・マシンガン”カール・アンダーソン 20.87 31.58 23.16 18.0 14.68 - -

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続いて各選手のメインへの出場率、凡例が途切れているのは大体EVILとマシンガンのせい。
これを見ると2012-2013での棚橋の減少度合いが顕著ですかね(50%弱)、その後2015年まで増加していったもののその後は減少していき、20%台まで下がっています。
またオカダも2012-2014にかけて60%台をキープしていたのが2015年に大幅減(30%)、その後は増加に転じて以前と同じ水準まで戻っています。
他の選手も結構一時がたっと落ちることがあるみたいなので、メインへの出場率は結構変動しやすいみたいですね。
まぁメインはタイトルに絡んでいるかどうかもかかわってきそうですし、タイトルに絡まない"溜め"の時期には下がるのかも。

総合勝率

順位 名前 合計 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1 “キング・オブ・ダークネス”EVIL 74.18 - - - 85.71 75.18 71.62
2 SANADA 70.16 - - - - 70.0 70.27
3 内藤 哲也 64.74 56.63 70.31 55.24 52.99 78.47 69.66
4 後藤 洋央紀 61.8 62.61 73.02 56.0 57.35 59.12 68.5
5 天山 広吉 61.76 59.26 63.86 70.45 62.62 61.86 57.28
6 小島 聡 61.73 58.49 59.55 74.71 66.06 61.79 54.31
7 エル・デスペラード 60.89 - - 65.96 - 50.0 57.81
8 “ザ・マシンガン”カール・アンダーソン 58.98 62.11 67.37 65.0 45.87 61.54 -
9 柴田 勝頼 58.04 100.0 57.89 68.33 66.39 43.9 54.05
10 タイガーマスク 56.11 65.93 65.96 44.58 60.8 54.4 44.23

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続いて総合勝率。
総合勝率トップ3がLIJメンバーな辺り、LIJの最近の勢いが窺えますね。
EVILとSANADAは勿論のこと、内藤さんも2016年に25%近く勝率が上がっていますからヒールターンよりもLIJ結成がこの勝率増加に大きく影響したみたいですね。
また2012年には柴田が驚きの勝率100%を見せてますがまぁビッグマッチを桜庭とのタッグで荒らしまわってましたねそういえば。

シングル勝率

順位 名前 合計 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1 オカダ・カズチカ 75.0 76.47 69.57 80.0 75.0 73.68 76.47
2 中邑 真輔 74.07 64.71 75.0 76.0 77.78 100.0 -
3 棚橋 弘至 69.44 80.95 65.0 76.47 77.78 56.25 68.75
4 AJスタイルズ 67.74 - - 73.33 66.67 - -
5 ケニー・オメガ 66.67 - 55.56 42.86 85.71 72.22 68.42
6 プリンス・デヴィット 66.67 64.29 74.07 25.0 - - -
7 田口 隆祐 65.17 50.0 63.64 68.75 70.59 75.0 55.56
8 KUSHIDA 64.29 55.56 50.0 64.29 76.47 75.0 60.0
9 カイル・オライリー 61.9 - - - 70.0 60.0 -
10 内藤 哲也 60.58 42.86 68.75 42.11 55.56 76.19 75.0

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続いてシングルでの勝率、母数がシングルの試合数になってるので6年間で20試合以上のみを集計。
2014年に新日本を離脱したデヴィット、2016年にAJ戦のみシングルをして去った中邑など以外はあまり大きな勝率の変化はなさそうですね、40~80%のあいだで揺らいでいる感じ。
それでもよく見てみると内藤さんは結構大きくアップダウンがある(42~76%)のに対してオカダさんは70%以上をほぼキープしてたりする辺りがこれまでのキャリアの違いを示しているとか。

メイン勝率

順位 名前 合計 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1 SANADA 80.0 - - - - 82.35 78.26
2 エル・デスペラード 75.0 - - 87.5 - - 50.0
3 “キング・オブ・ダークネス”EVIL 71.72 - - - 33.33 70.21 75.51
4 天山 広吉 71.43 100.0 100.0 25.0 75.0 75.0 -
5 内藤 哲也 70.87 57.14 62.5 76.19 57.14 75.41 77.59
6 BUSHI 69.7 - 16.67 - - 75.61 71.15
7 柴田 勝頼 67.61 - - 81.25 65.22 55.0 75.0
8 タイガーマスク 66.67 50.0 - - 50.0 66.67 80.0
9 永田 裕志 63.33 25.0 100.0 100.0 33.33 50.0 83.33
10 真壁 刀義 63.3 90.91 70.0 52.38 63.89 50.0 55.56

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続いてメインでの勝率、永田さんの天山はメインの出場数が少なかったか結構奇妙なことになってますね。
LIJ登場以後、しかもスカルエンドで勝利を取り捲っているだけにSANADAが一位というのも納得ですかね。

所感雑感

というわけで前回行った勝率のまとめに加えてメインへの出場率なども交えた解析でした。
やっぱりこういうデータは毎年の推移を見てみると変化が見えていいですね、ちょっと6年間の平均で順位付けをしたのがわかりづらくなった感もありますが、なにか他に解析する要素があったらやり直してみたいと思います。

それでは