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続々・観客動員と大会数で振り返る2012~2017年の新日本プロレス(開催地編)

新日本では毎年恒例のファンタスティカ・マニアシリーズも始まった昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。
去年はCMLLの金曜アレナメヒコ大会の配信なんかも頻繁に行ってたのもあって初来日の選手にしても「そういえばチラッと見たような・・・」って選手もいたりして中継が楽しみですね。

それはそうと前回の記事ではここ数年の新日本プロレスの大会数・観客動員をリーグ戦などの4大シリーズ(NJC,BOSJ,G1WTL)と通常のビッグマッチとそれ以外、という形で集計しました。

prowrestlinganalysis.hatenablog.com

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その後ふと気づいたのですが、前回の集計では都内で行われる上にワールドなどでの中継もある後楽園大会も所謂「地方大会」として集計してたんですよね。
後楽園大会は今行われているファンタスティカマニアやROHのHONORRISING、さらに各種記念大会なども行われたりしているわけですから、果たして「地方大会」としていいものか・・・

ということで今回は改めて各大会の開催地も集計してみて、前回一括りにしていた後楽園大会と選り分けて調べてみました。
また開催地も調べたので、開催地別の観客動員・大会数についてもまとめて見ました。

ビッグマッチ/地方大会/後楽園大会比較

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というわけで各年のビッグマッチ(青)、地方大会(オレンジ)、後楽園大会(緑)の観客動員の推移です。
全快の記事ではこのオレンジと緑の合算が地方大会として換算されてたわけですね。

これを見るとビッグマッチの動員は2014~2016年にかけて動員が減少していたのが2017年は大幅増加に転じています。
一方で地方大会の動員は2015年をピークに右肩下がりを続け、後楽園大会の動員は2015年以降ぐんぐんと増加していますね。

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また各年のビッグマッチ(青)、地方大会(オレンジ)、後楽園大会(緑)の大会数の推移はこのようになっています。
こうしてみると総数としては地方大会がやはり多いのですが近年では地方大会数が減少に転じて、2017年は20大会近くの減少。
その一方でビッグマッチはもちろん後楽園大会も増加傾向にあります。

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また各年の平均(=観客動員/大会数)を見てみるとこんな感じ。
ビッグマッチは3連戦2連戦が増えたこともあってか減少傾向、後楽園大会はほぼ一定なのですが2016年の実数発表切り替えでがくんと下がってはいます。
また一方で地方大会の平均動員数は、図ではわかりづらいですが2015-2016年と減少していたのが2016年に増加に転じています。

これらを総合すると大会数という意味でも動員という意味でも地方大会の割合が減少し、ビッグマッチや後楽園大会と言った新日本プロレスワールドで中継のある大会が増えていっている感じですね。
これはネット戦略という面でネット配信しやすい後楽園大会を増やすという方向に舵を切っているという味方もできますし、ワールドの普及によって地方大会の動員が減少し、大都市中心の興行形態に推移しつつある、とも見れるかもしれません。

まぁつまり「お前、前の記事と言ってること逆じゃねぇか!」ってことなんですけど、集計した側としても目からうろこですね。
実際2015-2016年は地方大会の大会数増加に反して動員が減少しているので「地方大会の動員数が落ちている」というのは確かなんですよね。
とはいえこのタイミングは動員の実数発表切り替えのタイミングでもあるし、確証とは至らないかなぁ

地方別観客動員・大会数比較

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では今度は2017年の各都道府県の動員数(上)と大会数(下)の割合を円グラフで示してみました。
ここでは上位10個の都道府県名だけラベル付け、色分けをしています。
見てわかるようにやはり東京が圧倒的に大会数も動員も多いですね、さらに動員で言えば東京と大阪が全動員の過半数を占めていますね。
このデータは上述したように大都市中心の興行形態になっていることの証左ではありますね。

ちなみに他の都市のデータも同様にプロットしたところ、動員数についてはほとんどの年で同様の傾向が現れていましたが、大会数に限っては多少異なっていて2012年では下図のように東京の大会数はかなり少なかったようですね。

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このようなことからも、少なくとも大会数という観点で東京(特に後楽園?)の比重が大きくなってきているのは確かですね。

大会動員数地図表示

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これはおまけのようなものですが、各都道府県の観客動員数別に日本地図を塗り分けてみました。
赤色が2万人以上、オレンジが1万人以上、緑が2000人以上、水色が0人以上、白色が0人つまり大会が行われなかった県ですね。
これを見るとビッグマッチが行われている場所はすべからく1万人以上、その中でも東京、大阪、愛知は2万人以上ですね。
そしてそれ以外を見ると中部・関東・東北はみっちりと大会が行われているのに対して、関西は白色もちらほらという未開拓な印象。

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2012年の結果と見比べてみると白い県が減り、各都道府県の動員も増えているという感じですかね。

所感雑感

というわけで開催地情報も使った集計でした。
結論としては

・これまで増加しつつあった地方大会が2017年に大幅減少
・それに応じてビッグマッチや後楽園ホールでの大会が増加

という感じでした。
これだけを見ると地方の比重が小さくなっている、という気もしますがビッグマッチ自体も大都市以外に開催するようになってきたので、大会数は東京に偏ったもののそこまで地方の観客動員が減っているわけでもないんですよね。
地方大会の平均動員を見ても大幅に減少した、というわけでもなく大会数を絞った2017年は逆に平均が増えているので、ビッグマッチ/地方大会を問わず1大会の動員数を増やしていっているというようにも見えます。
こういう全体の大会数は増やさず、ビッグマッチや後楽園などを増やし、地方大会もより大きな箱にランクアップしていく、というのが現在の方針なのかな、というのが推測です。

多分観客動員・大会数の集計は今回が一区切りで、ツイート集計と同じく月終わりにまたまとめて見るかなぁって感じですね。
多分次回は今週中に発表があるらしいネットプロレス大賞関連か久しぶりのツイート統計だと思います。

それでは