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1.28 新日本プロレス NewBeginning in Sapporo 二日目 ツイート解析

さて、「何かが起こる冬の札幌」と言われてきた二月の札幌大会、その二日目についてもツイート解析をしていきましょう。

解析結果

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今横軸が現地時刻(JST)、縦軸がツイート数/分になっています。
大会は15:00開始、18:30過ぎに終了しました。
今回も#njnbgと#njpwの両ハッシュタグがありましたが前者が主に使われていたようなのでそれについて解析して行きます。
今回のツイート数は7,361ツイート(#njpw 6,031ツイート)、ユーザー数は1,713人(#njpw 1,954人)となり、前日と比較してもかなり増加しましたね。
今回の大会は午後3時スタート午後6時終了と昨今のビッグマッチと比較してもかなり早めのスタートだったんですが、逆に言えばアメリカとかだと深夜の1時スタート4時終了なのでちょっと夜更かしして・・・という海外勢にもやさしい時間帯だったのも影響したかもしれませんね。

それでは中継中に特にツイート数が増えた点について内訳を見ていきましょう。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。

次の獲物は・・・?

時刻:16:18
ツイート数:47.0tweet

最初のピークは第5試合、前日に棚橋の膝を完全破壊したみのるはこの日も代打となったヘナーレをヒールホールド一発でギブアップに切って落としますが、試合後そこに救援に現れたのは真壁!
真壁と言えば棚橋ともヘナーレともタッグを組んでいた経験もありますから救出にきた縁もあります。
一方で昨年みのるがNEVERを取った時に名指しをして煽っていた中に棚橋と真壁が入ってましたから新日本に戻ってきた時点からターゲットになっていたわけなので、漸く本命が出てきたって感じでしょうか。
過去の対戦成績を見ると5戦してみのるの3勝、真壁の2勝という感じで、2014年のG1公式戦が最後の対戦と言うことで実に4年ぶりの対決がこれから行われるかも、ということで楽しみですね。

SANADAが喋った・・・?!

時刻:17:06
ツイート数:53.0tweet

続いてのピークは第7試合、大阪でのシングル5連戦を目前に控えたCHAOS対LIJの10人タッグマッチ、の試合後。
まず初めに内藤からもっとやる気を見せろと煽られていた吉橋が序盤から内藤を襲撃し、SANADAが勝負を決めた試合後も内藤に襲い掛かっていく周到ぶり。
そして同時に行動を起こしたのはSANADA、勝負を決めることはよくあることだったんですがなんと試合後にマイクを手に取ると「大阪でお前を終わらせてやるよ」と一言マイク。
前日のオカダの「一生喋るな」に対する返答ではありますがまさか翌日にもう返答するとは・・・
ビッグマッチとはいえこの大会も2月シリーズの開幕、大阪が終着点になっているのでそこまでの間どのように前哨戦が動いていくのか、楽しみですね。

IWGPジュニアタッグ、再戦の結果は

時刻:17:35
ツイート数:63.0tweet

続く試合はセミメイン、東京ドームの再戦となるIWGPジュニアタッグ戦。
今回はドームと違い双方万全な状態で・・・かと思いきやYOHへは腰に重点攻撃、一方のマットは花道でのトペコンで腰を痛めた様子。
しかし同じ状況と言えども今回は六本木3Kが巧くマットの痛めた腰に重点的に攻撃を集中させることが出来ましたね。
特に終盤で出したエプロンへの3Kや、ロッキーのもち技だったコントラクトキラーなど相手の意表をつく技もヤングバックスにアイデア負けしてなかったかと思います。
それでも感情で立ち上がってくるヤングバックスに声援が集中して言ったのも、勿論ヤングバックスの定着度もあれど、3Kがきちんと非常に攻められたからこそ。
勝負としては、東京ドームと同じくシャープシューターにこだわったマットに対して一度はロープエスケープし、二度目のトライの際に巧く丸め込んだYOHの頭脳勝ち。
しかし内容を見れば圧倒的な勝利とまでは行かなかったのもありますし、もう一度しかるべきタイミングで再戦して欲しいところではありますねぇ。

US王座戦、ケニー対ジェイ!

時刻:18:17
ツイート数:134.0tweet

そしてメインイベントはUS王座戦、ケニー対ジェイ。
1.5後楽園でジェイがケニーのバレットクラブ勧誘を断ったのをうけての因縁、かと思いきやヤングライオン時代にIC王者だったケニーとシングルで対戦していて負けてるんですよね。
凱旋前の姿を映したOnTheRoadでのコメントでも「ケニーを倒したい」とコメントしていたのでその時からの因縁なんですね。
そして試合はケニーのいつも以上のきつい攻めに対して浮けまくるジェイ、という展開、椅子へのパワーボムや貼り付け状態へのVトリガーは今まで誰も受けたことがないようなヤバイ技でしたね。
それで一時グロッキーになったものの徐々に力を取り戻し、むしろ笑いながら試合を続けるジェイにはちょっと雰囲気があってよかったですね。
そして最後のトドメの片翼の天使、をギリギリで着地して一瞬の隙を突いたブレードランナー!なんてケニーを倒してのUS王座初戴冠!
正直もうぼろぼろだっただけにこれは・・・と思ってたんですが粘り勝ちでしたね。
そしてジェイとしては、これでも本領かどうかはわかりませんが、ケニーを相手にここまで出来る選手だと言うことが改めてわかったような試合だったかと思います。

復活のゴールデン☆ラヴァーズ

時刻:18:27
ツイート数:154.0tweet

そして「何か」は試合後に起こりました。
ことの始まりは挑戦表明に来たハングマンをケニーが突き飛ばしたこと、それに起こったコーディがリング上に上がり、リング上で仲間割れを始めてしまいます。
そこに現れたのは1.5で逆の状況に陥った飯伏、あっという間にコーディらを追い払うと狼狽するケニーの前に立ち・・・
少なからぬプロレスファンの中にはこの瞬間をずっと待っていた人たちもいるでしょうし、それについて語る言葉をたくさん持っている人もいると思うのでそれについてはそちらを参照してもらうとして
とにかくこの瞬間が一つの歴史の結節点であり、2018年の新日本を左右する瞬間だと言うことは明らかです。

ちなみにこの二人の新日本でのこれまでについては一応まとめてたので参考にどうぞ

prowrestlinganalysis.hatenablog.com

(まさか今月中に伏線回収されるだなんて思ってなかったよ・・・)

所感雑感

というわけでまさかのゴールデン☆ラヴァーズの再会が起きた冬の札幌でしたね。
正直言うと、上みたいな記事をまとめておいてなんですけど、いざ事が起きて周りが盛り上がってるとなんともいえない気分になるのも事実。
実際今シリーズはこの続きは起きないわけですし、この二人の再遭遇がジェイのUS戴冠を”押し退けて”リング上で行われたのもなんだかなぁ・・・と思ったりしてる(帰っちゃうジェイもジェイですけど)のであれなのですが、いずれにしろ大きな反響があったのは確かですね。
とはいえいろいろな意味で新たな始まりとなった今大会が一体どこに繋がるのか、どんな変化に繋がるのか、それも楽しみですね。

それでは